【BCターフ 2026】完全予想
全頭評価・データ・穴馬まで
徹底解説
🇺🇸 第43回 ブリーダーズカップターフ・キーンランド 芝2400m(左回り)
🌱 レース概要・コース特性
キーンランドの芝2400mってどんなコース?
※コース特性はJRA-VAN World(JRA海外競馬情報)のコース紹介と、それに基づく自作のコース解説図より。スタートの正確な位置は主催者の公式図で確認してください。
☀️ 馬場予想(天気・キーンランドの傾向)
※出典:Horse Racing Nation(10月28日、米国立気象局の予報)、DRF(Daily Racing Form)。アメリカの芝の馬場発表は「ファーム」がおおむね日本の良、「グッド」が稍重、「ヤイールディング」「ソフト」が重〜不良にあたります。
- 雨は土曜の深夜、午前2時ごろからの予報です。BCターフの発走は現地17時36分なので、予報どおりなら乾いた芝で行われます。BCマイルの記事に書いたとおり、日本の調教師からは「芝がちょっと重い」という声もあります。キーンランドで行われた過去の年の勝ちタイムは、2020年が2分28秒02、2022年が2分26秒35。良なら2分26秒前後を想定します
- キーンランドの芝の長めの距離は、逃げ・先行の勝利が20%と少なく、好位が46%、差しが36%。芝はこの4年、ゲート番による有利・不利がないとされています(US Racingの分析)
- この数字から、好位〜中団で折り合える馬を高く評価しました
- 予報が外れて芝が渋った場合は、欧州の重い芝に慣れた馬が有利になります。前走の凱旋門賞(稍重)で2・3着の⑬⑫、重いドイツの芝でGⅠを勝った⑩などです
良でも渋っても大きく崩れない欧州の実績馬を上に置きました。良で時計が速くなる場合は、米国の芝で結果を出している③⑥の評価を上げます(当日のチェックリストに記載)。
🐎 出走馬一覧(全14頭+取消1頭+補欠1頭)
| 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 調教師 | 斤量 | R | キーンランド[1-2-3-外] | 芝2400m[1-2-3-外] | 前走 / 前々走 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | エシカルダイヤモンド | セ6 | D.マクモナグル | W.マリンズ | 57 | 121 | 0-0-0-0 | 3-1-0-3※ | ケンタッキーターフC(米GⅡ・ケンタッキーダウンズ・芝2400m)2着 / バリーローンS(愛GⅢ・レパーズタウン・芝2400m)1着 |
| 2 | ベンヴェヌートチェッリーニ | 牡3 | R.ムーア | A.オブライエン | 55.5 | 123 | 0-0-0-0 | 1-0-1-2 | 凱旋門賞(仏GⅠ・パリロンシャン・芝2400m・稍重)9着 / ニエル賞(仏GⅡ・パリロンシャン・芝2400m・稍重)5着 |
| 3 | ミナレットステーション | 牡4 | J.オルティス | W.ウォルデン | 57 | 116 | 1-0-0-0 | 1-1-0-0 | ジョーハーシュターフクラシック(米GⅠ・ベルモントパーク・芝2400m)1着 / クリストフクレメントターフ(米GⅠ・サラトガ・芝2400m・重)2着 |
| 4 | ファーブリッジ | 牡6 | J.ヴェラスケス | M.クレメント | 57 | 115 | 0-0-0-0 | 4-1-0-3 | ジョーハーシュターフクラシック(米GⅠ・ベルモントパーク・芝2400m)2着(1/2馬身差) / パンアメリカンS(米GⅢ・ガルフストリームパーク・芝2400m)1着 |
| 5 | エルコルドベス | セ5 | W.ビュイック | C.アップルビー | 57 | 117 | 0-0-0-0 | 2-1-4-1※ | ジョーハーシュターフクラシック(米GⅠ・ベルモントパーク・芝2400m)3着 / アミールトロフィー(カタールGⅡ・芝2400m)5着 |
| 6 | バーナムスクエア | セ4 | B.ヘルナンデスJr. | I.ウィルキス | 57 | 117 | 2-1-0-0 | 2-0-0-1 | ケンタッキーターフC(米GⅡ・ケンタッキーダウンズ・芝2400m)7着 / アーリントンミリオン(米GⅠ・コロニアルダウンズ・芝2000m)1着 |
| 7 | ホタツェル | 牡4 | S.フォーリー | J.ハリントン夫人 | 57 | 119 | 0-0-0-0 | 0-0-0-1 | 愛チャンピオンS(愛GⅠ・レパーズタウン・芝2000m)1着 / ダルマイヤー大賞(独GⅠ・ミュンヘン・芝2000m)1着 |
| 8 | テストスコア | 出走取消(10月29日発表) | |||||||
| 9 | ジョアンナウォルシュ | 牝3 | M.バルザローナ | J.オブライエン | 54 | 117 | 0-0-0-0 | 1-1-0-1※ | ヨークシャーオークス(英GⅠ・ヨーク・芝2400m)6着 / 愛オークス(愛GⅠ・カラ・芝2400m)1着 |
| 10 | ティファニー | 牝6 | L.モリス | M.プレスコット | 56 | 116 | 0-0-0-0 | 3-6-0-0※ | ケンタッキーターフC(米GⅡ・ケンタッキーダウンズ・芝2400m)1着 / ベルリン大賞(独GⅠ・ホッペガルテン・芝2400m)1着 |
| 11 | シュルヴィー | 牝5 | F.プラ | G.ボーウィー | 56 | 110 | 0-0-0-0 | 3-0-0-4※ | ヴェルメイユ賞(仏GⅠ・パリロンシャン・芝2400m)10着 / クリストフクレメントターフ(米GⅠ・サラトガ・芝2400m・重)1着 |
| 12 | ダイヤモンドネックレス | 牝3 | C.スミヨン | A.オブライエン | 54 | 121 | 0-0-0-0 | 0-0-1-0 | 凱旋門賞(仏GⅠ・パリロンシャン・芝2400m・稍重)3着 / ジャンロマネ賞(仏GⅠ・ドーヴィル・芝2000m・重)2着 |
| 13 | ベイシティローラー | 牡4 | O.マーフィー | G.スコット | 57 | 125 | 0-0-0-0 | 2-3-0-0 | 英チャンピオンS(英GⅠ・アスコット・芝2000m)3着 / 凱旋門賞(仏GⅠ・パリロンシャン・芝2400m・稍重)2着 |
| 14 | ディープモンスター | 牡8 | T.マーカンド | 池江泰寿 | 57 | 120 | 0-0-0-0 | 2-0-1-3 | 京都大賞典(GⅡ・京都芝2400m・稍重)4着(0.2秒差) / チャンピオンズ&チャターC(香GⅠ・シャティン・芝2400m)3着 |
| 15 | マップオブスターズ(繰り上がり) | セ5 | J.ドイル | F.グラファール | 57 | 116 | 0-0-0-0 | 0-0-1-2※ | ゴントービロン賞(仏GⅢ・ドーヴィル・芝2000m)2着 / ウォルファートンS(英L・アスコット・芝2000m)1着 |
| 16 | テレスコピック(補欠) | セ5 | L.サエス | V.オリヴァー | 57 | 100 | 0-0-0-2 | 2-0-0-0 | 一般戦(チャーチルダウンズ・芝2200m)1着 / 一般戦(ケンタッキーダウンズ・芝2400m)1着 |
※馬番・騎手・調教師・斤量・レーティングはJRA公式の出馬表(10月27日発表)より。着度数と前走・前々走は、海外の馬はHorse Racing Nationの全成績、⑭はnetkeibaの全成績(海外のレースを含む)から1頭ずつ集計(キーンランドの着度数はダートも含む)。「※」の馬は、Horse Racing Nationに載っていたレースの数がJRA-VAN Worldの通算成績より少なく、確認できた範囲の集計です(①は昨年のこのレースの勝ち馬ですが、集計に入っていません)。前走の馬場はJRA表記(米国の「ヤイールディング」は重として表記)。今回は脚質を確認できた馬が少ないため、脚質の列は外し、分かった馬だけ全頭評価に書いています。
🔍 前走・前々走のレース内容チェック
- ①エシカルダイヤモンド(△):昨年のこのレースの勝ち馬。前走のケンタッキーターフC(GⅡ)は⑩ティファニーの2着、前々走のバリーローンS(GⅢ)は勝利。DRFは「今年は昨年とまったく違う調整で、着実に良くなっている」と書く
- ②ベンヴェヌートチェッリーニ(✕):愛ダービー(GⅠ)を勝ち、キングジョージ(GⅠ)でも3着。ただ、その後のニエル賞は5着、前走の凱旋門賞は9着(当ブログの凱旋門賞の予想では✕評価)。DRFは「期待外れが続くが、R.ムーア騎手は乗り続ける」
- ③ミナレットステーション(△):前走のジョーハーシュターフクラシック(GⅠ)で、④ファーブリッジ(2着)・⑤エルコルドベス(3着)を破って勝利。前々走のクリストフクレメントターフ(GⅠ・重)は⑪シュルヴィーの2着。2歳時にキーンランドの重賞を勝っている
- ④ファーブリッジ(✕):前走のジョーハーシュターフクラシックは、③に1/2馬身差の2着。2024年には同じレースとソードダンサーS(GⅠ)を勝っている
- ⑤エルコルドベス(✕):昨年のこのレースで3着。前走のジョーハーシュターフクラシックは③に負けて3着。今年2月のアミールトロフィー(GⅡ・カタール)では、⑭ディープモンスターに負けて5着だった
- ⑥バーナムスクエア(注):今年4月、この舞台の重賞(GⅡ)を9馬身3/4差で圧勝し、前々走のアーリントンミリオン(GⅠ)も勝った。前走のケンタッキーターフC(GⅡ)は7着だが、DRFは「暑さで崩れた」と書く
- ⑦ホタツェル(✕):前走の愛チャンピオンS(GⅠ)、前々走のダルマイヤー大賞(GⅠ)と、2000mのGⅠを連勝。ただ2400mは、昨年の凱旋門賞10着の1戦だけ。DRFは「2400mは長すぎるか」
- ⑧テストスコア(出走取消):10月29日に出走を取り消した(JRA発表。理由は確認できていない)
- ⑨ジョアンナウォルシュ(💣):前々走の愛オークス(GⅠ)を勝利。前走のヨークシャーオークス(GⅠ)は6着だが、DRFは「柔らかい馬場が合わなかったのかもしれない」と書く
- ⑩ティファニー(▲):前々走のベルリン大賞(GⅠ)で念願のGⅠ初制覇。前走のケンタッキーターフC(GⅡ)では、昨年のこのレースの勝ち馬①エシカルダイヤモンドを破った
- ⑪シュルヴィー(✕):今夏、米国でグレンズフォールズS(GⅡ)とクリストフクレメントターフ(GⅠ)を連勝し、③にも先着。ただ帰国後の前走、ヴェルメイユ賞は10着
- ⑫ダイヤモンドネックレス(◎):前走の凱旋門賞は、不利な大外16番ゲートから3着(当ブログの凱旋門賞の予想で💣に推した馬)。JRA-VAN Worldは「未経験の2400mを乗り切った自信は今回に生きる」と書く。前々走のジャンロマネ賞(GⅠ・重)は2着
- ⑬ベイシティローラー(〇):前々走の凱旋門賞は、2番手から粘って2着。前走の英チャンピオンS(GⅠ・2000m)も3着。今回は10月だけで3戦目になり、DRFは「10月の3連戦という大胆な挑戦」と書く
- ⑭ディープモンスター(☆):前走の京都大賞典(GⅡ・稍重)は、3〜4番手から運んで4着(0.2秒差)。前々走の香港のチャンピオンズ&チャターC(GⅠ)は3着。今年2月のアミールトロフィー(GⅡ)では、⑤エルコルドベスなどを破って勝った。DRFは「しっかりした前哨戦を走ってきた」
- ⑮マップオブスターズ(✕・繰り上がり):⑧の取消で出走が決まった。前走のゴントービロン賞(GⅢ)は2着。主に2000mを走ってきた
- ⑯テレスコピック(✕・補欠):9月に一般戦を2連勝。DRFは「この距離は合うが、このレベルの相手は初めて」
📊 過去データ分析
| 年 | 開催場 | 優勝馬 | 調教国 | 性齢 | 騎手 | 勝ちタイム |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | デルマー | エシカルダイヤモンド | 愛 | セ5 | D.マクモナグル | 2:25.45 |
| 2024 | デルマー | レベルスロマンス | 英 | セ6 | W.ビュイック | 2:26.07 |
| 2023 | サンタアニタ | オーギュストロダン | 愛 | 牡3 | R.ムーア | 2:24.30 |
| 2022 | キーンランド | レベルスロマンス | 英 | セ4 | J.ドイル | 2:26.35 |
| 2021 | デルマー | ユビアー | 英 | セ3 | W.ビュイック | 2:25.90 |
| 2020 | キーンランド | タルナワ | 愛 | 牝4 | C.キーン | 2:28.02 |
| 2019 | サンタアニタ | ブリックスアンドモルタル | 米 | 牡5 | I.オルティスJr. | 2:24.73 |
| 2018 | チャーチルダウンズ | エネイブル | 英 | 牝4 | L.デットーリ | 2:32.65 |
| 2017 | デルマー | タリスマニック | 仏 | 牡4 | M.バルザローナ | 2:26.19 |
| 2016 | サンタアニタ | ハイランドリール | 愛 | 牡4 | S.ヘファナン | 2:23.00 |
※出典:JRA-VAN World「レース概要・過去結果」。開催場はブリーダーズカップの開催地。馬名はJRAの表記に合わせています。
データが示す“買いのポイント”と今年の該当馬
- 牝馬の3着内率が46.7%と高い(牝馬[2-2-3-8]、牡馬・セン馬は20.9%)→ ⑨ジョアンナウォルシュ・⑩ティファニー・⑪シュルヴィー・⑫ダイヤモンドネックレス
- アイルランドの馬が3着内率45.8%でトップ(アイルランド[4-4-3-13]、英国[4-1-2-17]、アメリカ[1-4-3-58]で3着内率12.1%)→ アイルランドの①②⑦⑨⑫、英国の⑤⑩⑪⑬。米国の③④⑥は苦しい数字
- 日本の馬は[0-1-2-0]で、3回とも3着以内→ ⑭ディープモンスター
- 4歳馬が最多の5勝(3歳[2-2-2-18]、4歳[5-3-2-23]、5歳[2-3-4-33]、6歳[1-1-2-12]、7歳以上[0-1-0-9])→ 4歳の③⑥⑦⑬。8歳の⑭はデータに逆らう
- 前走凱旋門賞組が2勝・2着1回([2-1-0])。英チャンピオンS組は[0-2-2]、愛チャンピオンS組は[1-0-1]、ジョーハーシュターフクラシック組は[0-3-4]→ 凱旋門賞組の⑫②、英チャンピオンS組の⑬、愛チャンピオンS組の⑦、ジョーハーシュ組の③④⑤
- このレースを勝ったことのある陣営→ ①のW.マリンズ調教師とD.マクモナグル騎手(2025年)、⑤のアップルビー調教師(3勝)とW.ビュイック騎手(2勝)、②⑫のA.オブライエン調教師(2勝)、②のR.ムーア騎手(2023年)、⑨のM.バルザローナ騎手(2017年)、⑮のJ.ドイル騎手(2022年)
- ゲート番:1番[1-2-1-6]、3番[1-2-2-5]が好成績。7番は[0-0-0-10]、13番は[0-0-0-6]。ただ、キーンランドの芝はこの4年、ゲート番の有利・不利がないとされるので、参考程度に見ています
いちばん条件がそろうのは、アイルランド・牝馬・前走凱旋門賞組の◎⑫ダイヤモンドネックレス。〇⑬は「前走英チャンピオンS組」の2着・3着が多いデータに合います。
※出典:JRA-VAN World「レース傾向」(過去10年)・「レース概要・過去結果」。
🎯 予想印まとめ & 総合スコアカード
総合スコアカード(全15頭)
| 印 | 馬名 | 実績・格 | 2400m・小回り適性 | 近況・臨戦 | データ(性別・調教国) | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ◎ | ⑫ダイヤモンドネックレス | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | A |
| 〇 | ⑬ベイシティローラー | ◎ | ◎ | △ | ○ | A− |
| ▲ | ⑩ティファニー | ○ | ◎ | ◎ | ○ | B+ |
| △ | ①エシカルダイヤモンド | ◎ | ○ | ○ | ○ | B+ |
| △ | ③ミナレットステーション | ○ | ◎ | ◎ | × | B |
| ☆ | ⑭ディープモンスター | ○ | ○ | ○ | ◎ | B |
| 注 | ⑥バーナムスクエア | ○ | ◎ | △ | × | B− |
| 💣 | ⑨ジョアンナウォルシュ | ○ | △ | △ | ◎ | C+ |
| ✕ | ⑤エルコルドベス | ○ | ○ | ○ | △ | C+ |
| ✕ | ⑦ホタツェル | ◎ | × | ◎ | ○ | C+ |
| ✕ | ②ベンヴェヌートチェッリーニ | ◎ | △ | × | ○ | C |
| ✕ | ⑪シュルヴィー | ○ | ○ | × | ○ | C |
| ✕ | ④ファーブリッジ | △ | ○ | ○ | × | C |
| ✕ | ⑮マップオブスターズ | △ | △ | ○ | △ | C− |
| ✕ | ⑯テレスコピック(補欠) | × | ○ | ○ | × | C− |
※評価はJRA出馬表・各馬の全成績・過去10年の傾向・現地報道に基づく筆者の主観評価です。「2400m・小回り適性」は芝2400mの成績と、キーンランドや米国の小回りコースでの成績、「データ」は過去10年の性別・調教国別の成績から判断しました。◎=非常に良い/○=良い/△=平凡・確認できず/×=割引。
💣 今週の穴・この1頭
凱旋門賞組に注目が集まるなかで狙いたいのは、もう1頭の3歳牝馬ジョアンナウォルシュ。理由の一つめはデータとの相性だ。このレースは過去10年で牝馬の3着内率が46.7%、アイルランドの馬は45.8%。斤量も54kgと軽い。7月の愛オークス(GⅠ・2400m)を勝ち、その前のリブルスデールS(GⅡ・2400m)も2着と、2400mで結果を出している。
二つめは前走の負け方。ヨークシャーオークス(GⅠ)は6着だったが、DRFは「柔らかい馬場が合わなかったのかもしれない」と書いている。良の芝が見込める今回は、巻き返す余地がある。乗るM.バルザローナ騎手は、2017年にこのレースを勝ち、今年の凱旋門賞も勝っている。
不安も正直に書く。キャリアは6戦だけで、古馬の牡馬と戦った経験は少ない。だから狙いは頭ではなく、3連複・3連単の3着と、本命⑫とのワイドで。軽い斤量と2400mの実績に賭ける一頭だ。
📝 全頭評価(◎〜消し・全15頭)
⑫ ダイヤモンドネックレス馬番12・ゲート12
牝3/C.スミヨン/54kg/A.オブライエン(愛)/父St Mark's Basilica
前走凱旋門賞(仏GⅠ・芝2400m・稍重)3着 | 前々走 ジャンロマネ賞(仏GⅠ・芝2000m・重)2着- 前走の凱旋門賞は、大外の16番ゲートから3着。初めての2400mを乗り切った(JRA-VAN World)
- 8戦6勝・2着1回・3着1回で、一度も3着を外していない。今年は仏オークス(ディアヌ賞)・ナッソーSとGⅠを勝っている
- アイルランドの牝馬で、前走凱旋門賞組。過去10年のデータにいちばん合う
- 3歳牝馬で斤量54kg。古馬の牡馬より3kg軽い
- 12番ゲートは過去10年[1-0-0-7]。今回も外のゲートで、コーナーの多いコースで外を回されやすい(TwinSpires)
- 米国の小回りコースは初めて
- 凱旋門賞から4週間。重い馬場の大一番の疲れが残っていないか
⑬ ベイシティローラー馬番13・ゲート13
牡4/O.マーフィー/57kg/G.スコット(英)/父New Bay
前走英チャンピオンS(英GⅠ・芝2000m)3着 | 前々走 凱旋門賞(仏GⅠ・芝2400m・稍重)2着- 今年のコロネーションC(GⅠ)を勝ち、凱旋門賞は2番手から粘って2着
- 芝2400mは5戦して2勝・2着3回で、すべて2着以内
- JRA出馬表のレーティング125は、出走馬で最も高い
- 前走英チャンピオンS組は、過去10年で2着2回・3着2回
- 凱旋門賞(10月4日)、英チャンピオンS(10月17日)に続き、10月だけで3戦目。DRFは「大胆な挑戦」と書く
- 13番ゲートは過去10年[0-0-0-6]
- 米国の小回りコースは初めて
⑩ ティファニー馬番10・ゲート10
牝6/L.モリス/56kg/M.プレスコット(英)/父Farhh
前走ケンタッキーターフC(米GⅡ・芝2400m)1着 | 前々走 ベルリン大賞(独GⅠ・芝2400m)1着- 8月のベルリン大賞(GⅠ)で念願のGⅠ初制覇。前走のケンタッキーターフC(GⅡ)も勝ち、①エシカルダイヤモンドを破った
- 19戦9勝・2着7回と、ほとんど崩れない。確認できた芝2400mは9戦すべて2着以内
- 米国の芝で勝っていて、遠征の経験も豊富(JRA-VAN World)
- 牝馬は過去10年で3着内率46.7%。DRFも「この内容なら勝ち負け」と評価
- 6歳。過去10年で6歳は[1-1-2-12]
- ケンタッキーダウンズは起伏の大きい特殊なコースで、キーンランドとは性格が違う
- GⅠは1勝だけ
① エシカルダイヤモンド馬番1・ゲート1
セ6/D.マクモナグル/57kg/W.マリンズ(愛)/父Awtaad
前走ケンタッキーターフC(米GⅡ・芝2400m)2着 | 前々走 バリーローンS(愛GⅢ・芝2400m)1着- 昨年のこのレースの勝ち馬。米国の芝への適性は証明済み(JRA-VAN World)
- 1番ゲートは過去10年[1-2-1-6]。最内からロスなく運べる
- DRFは「今年は昨年とまったく違う調整で、着実に良くなっている」
- 前走で⑩ティファニーに負けた
- 6歳。今年はハードウィックS(GⅡ)9着など、崩れたレースもある
- 昨年の勝利は、JRA-VAN Worldが「人気薄」と書く、思わぬ勝利だった
③ ミナレットステーション馬番3・ゲート3
牡4/J.オルティス/57kg/W.ウォルデン(米)/父Instilled Regard
前走ジョーハーシュターフクラシック(米GⅠ・芝2400m)1着 | 前々走 クリストフクレメントターフ(米GⅠ・芝2400m・重)2着- 前走のジョーハーシュターフクラシック(GⅠ)を勝利。DRFは「米国の馬の中では一番手」
- 2歳時に、キーンランドのバーボンS(GⅡ)を勝っている(JRA-VAN World)
- 9戦4勝・2着2回・3着2回と安定。3番ゲートは過去10年で3着内率50%
- 米国の馬は過去10年[1-4-3-58]で、3着内率12.1%
- 前走ジョーハーシュ組は、過去10年で2着3回・3着4回だが勝ちがない
- 欧州のGⅠ馬と戦うのは初めて
⑭ ディープモンスター馬番14・ゲート14
牡8/T.マーカンド/57kg/池江泰寿(日)/父ディープインパクト
前走京都大賞典(GⅡ・京都芝2400m・稍重)4着 | 前々走 チャンピオンズ&チャターC(香GⅠ・芝2400m)3着- 日本の馬はこのレースで過去10年[0-1-2-0]。3回とも3着以内に入っている
- 今年2月のアミールトロフィー(GⅡ・カタール)を、今回と同じT.マーカンド騎手で勝利。⑤エルコルドベスに先着した。5月の香港のGⅠでも3着
- JRA出馬表のレーティング120は、出走馬で5番目。DRFも「しっかりした前哨戦を走ってきた」
- JRAの発表では、10月24日に現地のダートで6ハロン1分16秒80の追い切り。担当者は「状態は良いのではないか」とコメント。10月28日には芝コースで軽めに走り、池江調教師は「キーンランドの芝コースにすごく合っていそう」と話す
- 8歳。過去10年で7歳以上は[0-1-0-9]
- 大外の14番ゲート。コーナーの多いコースで外を回されやすい(TwinSpires)。池江調教師も「外枠は不利に思える」としつつ、「内で包まれるよりはまし」と話す(JRA発表)
- GⅠは勝っていない
⑥ バーナムスクエア馬番6・ゲート6
セ4/B.ヘルナンデスJr./57kg/I.ウィルキス(米)/父Liam's Map
前走ケンタッキーターフC(米GⅡ・芝2400m)7着 | 前々走 アーリントンミリオン(米GⅠ・芝2000m)1着- 今年4月、この舞台の重賞(GⅡ)を9馬身3/4差で圧勝(JRA-VAN World)。キーンランドは3戦2勝・2着1回
- 前々走のアーリントンミリオン(GⅠ)を勝利。3歳時はダートのブルーグラスS(GⅠ)も勝っている
- 前走の7着は、DRFによると「暑さで崩れた」
- 米国の馬は過去10年[1-4-3-58]
- 欧州のGⅠ馬と戦うのは初めて
- 芝2400mは3戦して2勝だが、前走の7着もこの距離だった
⑨ ジョアンナウォルシュ馬番9・ゲート9
牝3/M.バルザローナ/54kg/J.オブライエン(愛)/父Sea The Stars
前走ヨークシャーオークス(英GⅠ・芝2400m)6着 | 前々走 愛オークス(愛GⅠ・芝2400m)1着- 7月の愛オークス(GⅠ・2400m)を勝利。リブルスデールS(GⅡ・2400m)も2着
- 前走の6着は、DRFによると「柔らかい馬場が合わなかったのかもしれない」
- アイルランドの牝馬で斤量54kg。過去10年のデータに合う
- M.バルザローナ騎手は2017年の優勝騎手で、今年の凱旋門賞も勝っている
- キャリアは6戦だけ。古馬の牡馬と戦った経験は少ない(JRA-VAN World)
- 前走のヨークシャーオークスは6着
- 米国の小回りコースは初めて
⑤ エルコルドベス馬番5・ゲート5
セ5/W.ビュイック/57kg/C.アップルビー(英)/父Frankel
前走ジョーハーシュターフクラシック(米GⅠ・芝2400m)3着 | 前々走 アミールトロフィー(カタールGⅡ・芝2400m)5着- 昨年のこのレースで3着。昨年のソードダンサーS(GⅠ)の勝ち馬
- アップルビー調教師はこのレースを3勝、W.ビュイック騎手は2勝
- 米国の芝2400mでの適性は高い(JRA-VAN World)
- 前走は③に負けて3着。今年2月は⑭ディープモンスターにも負けた
- DRFは「アップルビー厩舎の一番手ではなかったかもしれない」と書く
- 確認できた芝2400mは8戦して3着4回と、勝ち切れないことが多い
⑦ ホタツェル馬番7・ゲート7
牡4/S.フォーリー/57kg/J.ハリントン夫人(愛)/父Too Darn Hot
前走愛チャンピオンS(愛GⅠ・芝2000m)1着 | 前々走 ダルマイヤー大賞(独GⅠ・芝2000m)1着- 9月の愛チャンピオンS(GⅠ)を快勝。7月のダルマイヤー大賞(GⅠ)も勝ってGⅠ連勝
- 前走愛チャンピオンS組は、過去10年で1勝・3着1回
- レーティング119。アイルランドの馬はデータが良い
- 2400mは昨年の凱旋門賞10着の1戦だけ。DRFは「2400mは長すぎるか」
- 7番ゲートは過去10年[0-0-0-10]
- このレースが引退レースになる予定(JRA-VAN World)
② ベンヴェヌートチェッリーニ馬番2・ゲート2
牡3/R.ムーア/55.5kg/A.オブライエン(愛)/父Frankel
前走凱旋門賞(仏GⅠ・芝2400m・稍重)9着 | 前々走 ニエル賞(仏GⅡ・芝2400m・稍重)5着- 今年の愛ダービー(GⅠ)を勝ち、キングジョージ(GⅠ)でも古馬相手に3着
- レーティング123は出走馬で2番目。前走凱旋門賞組は過去10年で2勝
- 内の2番ゲートで、先行力を生かしやすい(TwinSpires)
- 前2走はニエル賞5着、凱旋門賞9着と、期待を裏切っている
- DRFは「期待外れが続いている」
- 当ブログの凱旋門賞の予想でも✕評価だった
⑪ シュルヴィー馬番11・ゲート11
牝5/F.プラ/56kg/G.ボーウィー(英)/父Churchill
前走ヴェルメイユ賞(仏GⅠ・芝2400m)10着 | 前々走 クリストフクレメントターフ(米GⅠ・芝2400m・重)1着- 今夏、米国でグレンズフォールズS(GⅡ)とクリストフクレメントターフ(GⅠ)を連勝し、③ミナレットステーションにも先着
- DRFは「クリストフクレメントの内容なら勝負になる」
- 牝馬は過去10年で3着内率46.7%
- 帰国後の前走、ヴェルメイユ賞は10着の大敗
- レーティング110は、補欠を除くと出走馬で最も低い
④ ファーブリッジ馬番4・ゲート4
牡6/J.ヴェラスケス/57kg/M.クレメント(米)/父English Channel
前走ジョーハーシュターフクラシック(米GⅠ・芝2400m)2着 | 前々走 パンアメリカンS(米GⅢ・芝2400m)1着- 2024年にソードダンサーS・ジョーハーシュターフクラシックとGⅠを2勝。前走もGⅠで1/2馬身差の2着
- 芝2400mは8戦して4勝
- DRFは「この顔ぶれを負かせるほどの力はない」
- 6歳。米国の馬は過去10年[1-4-3-58]
⑮ マップオブスターズ(繰り上がり)馬番15・ゲート15
セ5/J.ドイル/57kg/F.グラファール(仏)/父Sea The Stars
前走ゴントービロン賞(仏GⅢ・芝2000m)2着 | 前々走 ウォルファートンS(英L・芝2000m)1着- 昨年のアルクール賞(GⅡ)を勝ち、ガネー賞(GⅠ)で2着(JRA-VAN World)
- J.ドイル騎手は2022年の優勝騎手
- 補欠からの繰り上がりで、急きょ出走が決まった
- 主に2000mを走っていて、2400mへの対応が課題
⑯ テレスコピック(補欠)馬番16・ゲート16
セ5/L.サエス/57kg/V.オリヴァー(米)/父American Pharoah
前走一般戦(チャーチルダウンズ・芝2200m)1着 | 前々走 一般戦(ケンタッキーダウンズ・芝2400m)1着- 9月に芝の長距離の一般戦を2連勝。DRFは「この距離は合う」
- 補欠馬で、重賞の実績がない。レーティング100は最も低い
- キーンランドは2戦して着外
🎫 買い目
◎⑫ダイヤモンドネックレスの1頭軸。迷った☆⑭は馬連・3連単の2着にも入れ、✕⑤の保険は〇⑬とのワイドで持つ
1着 ⑬ → 2着 ⑫ → 3着 ⑩・①・③・⑭・⑨