【オールカマー 2026】完全予想
全頭評価・データ・穴馬まで
徹底解説
🍁 秋のGⅠへの前哨戦|第72回 産経賞オールカマー・中山芝2200m(右・外回り)
勝ったのは無印だった9番人気メイショウゲキリン。障害競走から平地重賞へ復帰しての勝利は28年ぶりの快挙となり、田辺裕信騎手は台風接近の雨を「恵みの雨だった」と振り返った。2着も無印の①キャントウェイトがハナ差で続き、3着には注に評価していた④ヴーレヴーが入った。
◎レガレイラは連覇を狙ったが4着。戸崎圭太騎手は「馬の雰囲気はとても良かったし、3コーナーを回る時もいい手応えだった。はじけ切れなかったのは、やっぱり緩い馬場でしょう。改めて、こういう馬場は合わないと感じた」と、重馬場を敗因に挙げた。〇⑨コスモキュランダは11着、▲⑬ジューンテイクは7着に終わった。
総評:台風接近による重馬場への急変が、良馬場想定で評価していた◎レガレイラを直撃した週。戸崎騎手が明言したとおり「緩い馬場が合わない」馬だっただけに、直前の天候・馬場情報をもう一段強く印の並びに反映する余地があった。前日からの天気予報・馬場発表のチェックを、当日最終チェックリストの優先項目として徹底したい。
買い目の結果:3連複(軸⑦→相手⑨⑬⑫⑥④)、馬連⑦-⑨・⑬・⑫、ワイド⑦-③・⑨-⑫、3連単(1着⑦→2着⑨・⑬→3着⑨⑬⑫⑥④)はすべて不的中(◎⑦が4着のため)。合計23点2,300円に対し払戻0円。
🌱 レース概要・コース特性
中山の芝2200m(右・外回り)ってどんなコース?
※コース特性(外回り・3角で内回り合流・直線310m・ゴール前の急坂)はJRA公式のコース解説に基づきます。各馬の成績はnetkeibaの全成績から1頭ずつ集計。
🐎 出走馬一覧(全13頭)
| 枠 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 脚質 | 中山[1-2-3-外] | 芝2200[1-2-3-外] | 前走 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | キャントウェイト | 横山典弘 | 先行 | 1-1-0-3 | 2-1-0-2 | WASJ第2戦(3勝クラス)1着 |
| 2 | 2 | ワイドエンペラー | ルメール | 差し | 0-0-0-4 | 1-0-1-4 | メトロポリタンS(L)11着 |
| 3 | 3 | リビアングラス | 西村淳也 | 逃・先 | 0-0-0-4 | 2-1-1-2 | 福島民報杯(L)5着 |
| 4 | 4 | ヴーレヴー | 吉田隼人 | 先行 | 0-0-0-0 | 0-0-0-0 | クイーンS(GⅢ)3着 |
| 4 | 5 | アスクドゥポルテ | 岩田康誠 | 差し | 0-0-0-0 | 1-1-0-2 | 福島民報杯(L)12着 |
| 5 | 6 | パンジャ | 丹内祐次 | 差し | 3-1-0-3 | 1-1-0-1 | サンシャインS(3勝クラス)1着 |
| 5 | 7 | レガレイラ | 戸崎圭太 | 差し | 3-0-0-2 | 2-0-0-3 | 宝塚記念(GⅠ)7着 |
| 6 | 8 | メイショウゲキリン | 田辺裕信 | 逃・先 | 0-0-0-1 | 1-3-4-2 | 障害3歳上未勝利6着 |
| 6 | 9 | コスモキュランダ | 横山武史 | 先行 | 1-5-1-3 | 0-1-1-2 | 宝塚記念(GⅠ)4着 |
| 7 | 10 | コスモブッドレア | 津村明秀 | 先行 | 2-0-1-3 | 0-0-0-0 | 関越S(OP)16着 |
| 7 | 11 | セイウンプラチナ | 内田博幸 | 逃げ | 2-0-0-6 | 0-0-0-1 | ダイヤモンドS(GⅢ)8着 |
| 8 | 12 | エセルフリーダ | 武藤 雅 | 先行 | 4-0-0-1 | 0-0-0-0 | 中山牝馬S(GⅢ)1着 |
| 8 | 13 | ジューンテイク | 武 豊 | 先行 | 0-0-0-0 | 2-2-0-2 | 宝塚記念(GⅠ)8着 |
※着度数はnetkeiba全成績より集計。「中山」=中山コース(芝)の成績。⑧メイショウゲキリンの前走は障害戦で、平地重賞に戻る一戦。⑪セイウンプラチナは約1年7ヶ月ぶりの実戦です。
📊 過去データ分析
| 年 | 優勝馬 | 性齢 | 枠 | 騎手 | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | レガレイラ | 牝4 | 4枠 | 戸崎圭太 | 1 |
| 2024 | レーベンスティール | 牡4 | 4枠 | ルメール | 1 |
| 2023 | ローシャムパーク | 牡4 | 7枠 | ルメール | 4 |
| 2022 | ジェラルディーナ | 牝4 | 2枠 | 横山武史 | 5 |
| 2021 | ウインマリリン | 牝4 | 1枠 | 横山武史 | 2 |
| 2020 | センテリュオ | 牝5 | 4枠 | 戸崎圭太 | 5 |
| 2019 | スティッフェリオ | 牡5 | 5枠 | 丸山元気 | 4 |
| 2018 | レイデオロ | 牡4 | 4枠 | ルメール | 1 |
| 2017 | ルージュバック | 牝5 | 3枠 | 北村宏司 | 5 |
| 2016 | ゴールドアクター | 牡5 | 6枠 | 吉田隼人 | 1 |
データが示す“買いのポイント”と今年の該当馬
- 4歳・牝馬が強い(過去10年の勝ち馬に4歳6頭・牝馬5頭)→ 4歳=④ヴーレヴー(牝4)/牝馬=⑦レガレイラ・④ヴーレヴー・⑫エセルフリーダ
- 前走で重賞を使った実績馬 → ⑦レガレイラ(宝塚GⅠ)・⑨コスモキュランダ(宝塚GⅠ)・⑬ジューンテイク(宝塚GⅠ)・④ヴーレヴー(クイーンSGⅢ)・⑫エセルフリーダ(中山牝馬SGⅢ)
- 直線が短く(310m)、早めに動ける機動力・立ち回りが重要(JRA公式コース解説より)→ 先行〜好位で運べる⑨⑫⑬④など
- 中山コースでの実績 → ⑫エセルフリーダ[4-0-0-1]・⑦レガレイラ[3-0-0-2]・⑥パンジャ[3-1-0-3]・⑨コスモキュランダ[1-5-1-3]
◎⑦レガレイラは「昨年の勝ち馬・中山3勝はすべて重賞」とデータの中心。〇⑨コスモキュランダは中山重賞での堅実さ、▲⑬ジューンテイクは芝2200の重賞2勝。中山巧者では⑫エセルフリーダ・⑥パンジャが光ります。
🎯 予想印まとめ & 総合スコアカード
総合スコアカード(全13頭)
| 印 | 馬名 | 実績・格 | 中山適性 | 芝2200適性 | 臨戦・状態 | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ◎ | ⑦レガレイラ | ◎ | ◎ | ○ | △ | A |
| 〇 | ⑨コスモキュランダ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | A− |
| ▲ | ⑬ジューンテイク | × | △ | ◎ | ○ | B+ |
| △ | ⑫エセルフリーダ | ◎ | ◎ | △ | △ | B+ |
| ☆ | ⑥パンジャ | ○ | ○ | ○ | ○ | B |
| 注 | ④ヴーレヴー | × | × | △ | ◎ | B− |
| 💣 | ③リビアングラス | × | △ | ○ | △ | C+ |
| ✕ | ①キャントウェイト | △ | △ | ○ | ○ | C |
| ✕ | ⑩コスモブッドレア | △ | △ | × | × | C− |
| ✕ | ②ワイドエンペラー | × | × | △ | △ | C− |
| ✕ | ⑧メイショウゲキリン | × | × | △ | × | D |
| ✕ | ⑤アスクドゥポルテ | × | × | △ | × | D |
| ✕ | ⑪セイウンプラチナ | × | × | × | × | D |
※評価は実データ(重賞実績・中山成績・芝2200成績・臨戦過程)に基づく筆者の主観評価です。◎=非常に良い/○=良い/△=平凡/×=割引。
💣 今週の穴・この1頭
実績馬が並ぶ組で人気の盲点から狙うならリビアングラス。狙いの軸は芝2200mでの重賞善戦歴だ。京都記念(G2)2着、京都新聞杯(G2)3着、日経新春杯(G2)3着と、この距離のG2で幾度も上位に食い込んできた実力の持ち主。芝2200は[2-1-1-2]と、崩れの少ない中距離巧者である。
もう一つの狙いは展開。この馬は逃げ・先行でリズム良く運ぶタイプで、今回は明確な逃げ馬が少ない組で、3枠3番からすんなりハナ〜好位を取れれば、直線の短い中山でそのまま粘り込む場面は十分にありうる(当日の馬場傾向は前半のレースで要確認)。
不安も正直に。中山コースは[0-0-0-4]と勝ち切れておらず、昨年のオールカマーも11着と、当コースの適性には疑問符がつく。だから狙いは頭ではなく、本命⑦とのワイド1点まで。前が止まらない展開になったときの一発を、押さえておきたい一頭だ。
📝 全頭評価(◎〜消し・全13頭)
⑦ レガレイラ5枠7番
牝5/戸崎圭太/56.0kg/美浦・木村哲也/父スワーヴリチャード
前走宝塚記念(GⅠ・阪神芝2200)7着- 2024年有馬記念、2025年エリザベス女王杯を制したGⅠ2勝馬。地力は当メンバーで断然
- 昨年のオールカマーを勝っており、中山は[3-0-0-2]と3勝すべてが重賞。連覇の資格は十分
- 鞍上は手が合う戸崎圭太(昨年の勝ち鞍もコンビ)
- 前走の宝塚記念は道悪で7着。渋った馬場では宝塚を2度とも取りこぼしており、当日の馬場は最大の焦点
- 後方から差す脚質で、直線の短い中山+前残り馬場だと展開の助けが要る場面も
- 約3ヶ月ぶりで、始動戦らしい面が出る可能性はゼロではない
⑨ コスモキュランダ6枠9番
牡5/横山武史/57.0kg/美浦・加藤士津/父アルアイン
前走宝塚記念(GⅠ・阪神芝2200)4着- 有馬記念2着、皐月賞2着、セントライト記念2着、AJCC3着と、中山の重賞で常に上位。中山は[1-5-1-3]
- 前走の宝塚記念(道悪)で4着とレガレイラ(7着)に先着。渋った馬場もこなせる
- 先行で立ち回れる脚質は、直線の短い中山で大きな武器になる
- 通算2勝と勝ち切る決め手にやや欠け、good な2着が多い
- 芝2200は[0-1-1-2]とまだ勝ち星がない
- 展開が上がり勝負に振れると、決め手比べで◎に譲る可能性
⑬ ジューンテイク8枠13番
牡5/武豊/58.0kg/栗東・武英智/父キズナ
前走宝塚記念(GⅠ・阪神芝2200)8着- 今年の京都記念(G2)を勝ち、京都新聞杯(G2)も勝利。芝2200は[2-2-0-2]と得意距離
- 神戸新聞杯2着など、右回り中距離の重賞で実績を積んでいる
- 鞍上は武豊。前でリズム良く運べれば、この距離の適性は上位
- 中山コースは未経験で、外回りから内回りへ合流するトリッキーな2200への対応は未知数
- 2026年京都記念(GⅡ)勝ちによる別定加算で58.0kgを背負い、大外13番はロスも大きい
- 前走の宝塚記念は8着。GⅠでは足りない面も見せている
⑫ エセルフリーダ8枠12番
牝5/武藤雅/55.0kg/美浦・武藤善則/父キタサンブラック
前走中山牝馬S(GⅢ・中山芝1800)1着- 中山は[4-0-0-1]と4勝の中山巧者。前走の中山牝馬S(GⅢ)も勝っており、コース適性は抜群
- 2000〜2400mで善戦を重ねており、2200mへの距離融通は利く
- 先行できる脚質と牝馬55kgの斤量で、直線の短い中山を器用に立ち回れる
- 前走(3月)から約半年の休み明けで、実戦感が戻るかは未知数
- 重賞勝ちは牝馬限定のGⅢのみで、古馬混合の重賞は今回が初の試金石
- 2200mは初距離だが、2000〜2400の実績はあり距離自体は守備範囲
⑥ パンジャ5枠6番
牡5/丹内祐次/57.0kg/美浦・金成貴史/父ゴールドシップ
前走サンシャインS(3勝クラス・中山芝2200)1着- 中山芝は[3-1-0-3]と連対率が高い中山巧者。前走はまさにこの中山2200(3勝クラス)を上がり最速で差し切った
- 前走は中山2200の3勝クラスを上がり最速で差し切っており、コース・距離への適性は高い
- 差し脚が確かで、上がりのかかる消耗戦になれば台頭の余地がある
- 重賞はセントライト記念8着があるのみで、G2は実質的に初挑戦。相手強化は明らか
- 差し・追込脚質で、直線の短い中山では展開待ちになりやすい
- 前走から間隔が空いており、休み明けの分は見ておきたい
④ ヴーレヴー4枠4番
牝4/吉田隼人/55.0kg/栗東・武幸四郎/父サトノクラウン
前走クイーンS(GⅢ・札幌芝1800)3着- 前走クイーンS(GⅢ)3着、巴賞(OP)勝ちと、夏に力をつけてきた上昇中の4歳牝馬
- 過去10年で活躍が目立つ「4歳・牝馬」に合致。先行できる脚質で立ち回れるのも後押し
- 牝馬55kgの斤量で、先行して立ち回れるのは強み
- 中山コースも芝2200mも未経験で、距離延長(最長2000m)が最大のテーマ
- これまでは1600〜1800中心で、2200のスタミナ・トリッキーな中山への対応は未知数
- 相手は宝塚記念組など格上で、重賞での地力比較では見劣る
③ リビアングラス3枠3番
牡6/西村淳也/57.0kg/栗東・矢作芳人/父キズナ
前走福島民報杯(L・福島芝2000)5着- 京都記念(G2)2着、日経新春杯(G2)3着、菊花賞4着と、中距離のG2・GⅠで善戦してきた実力馬
- 芝2200は[2-1-1-2]と崩れが少なく、この距離自体は得意
- 逃げ・先行で運べる脚質。明確な逃げ馬が少ない組で、すんなり前を取れれば追い風
- 中山コースは[0-0-0-4]と手が回らず、昨年のオールカマーも11着
- 重賞勝ちがなく、勝ち切る決め手には課題が残る
- 前走から間隔が空いており、状態面は当日の気配で見極めたい
① キャントウェイト1枠1番
牡5/横山典弘/57.0kg/美浦・萱野浩二/父ゴールドシップ
前走WASJ第2戦(3勝クラス・札幌芝2000)1着- 前走でようやく3勝クラスを勝ち上がり、勢いは一応ある。最内1枠から先行して立ち回れる
- 中山は[1-1-0-3]と大きく崩れてはおらず、コース自体は経験している
- 3勝クラスを勝ったばかりで、いきなりの重賞は明らかな格上挑戦
- 中山は[1-1-0-3]とまずまず程度で、G2で通用する裏づけは乏しい
- 相手は宝塚記念組など格上ぞろい
⑩ コスモブッドレア7枠10番
牡5/津村明秀/57.0kg/美浦・小野次郎/父ゴールドシップ
前走関越S(OP・新潟芝1800)16着- 3歳時に京成杯(GⅢ)3着、スプリングS(GⅡ)4着と、中山([2-0-1-3])で走った経験はある
- 先行して運べる脚質で、展開が向けば一縷の望みは残す
- 近走はOP・Lで二桁着順が続き、明らかに調子・地力を落としている
- 芝2200mは未経験で、距離延長への対応も不透明
- 現級(重賞)では力量的に見劣る
② ワイドエンペラー2枠2番
牡8/ルメール/57.0kg/栗東・藤岡健一/父ルーラーシップ
前走メトロポリタンS(L・東京芝2400)11着- このレースが得意なルメール騎乗で、一発の紛れに期待する立場
- 芝2400などの長めもこなす持久力はある
- 8歳で重賞未勝利(3勝クラス勝ちが最高)。昨年のオールカマーも7着
- 中山は[0-0-0-4]と結果が出ておらず、当コースは向かない
- 近走もLで二桁着順と、上昇度に乏しい
⑧ メイショウゲキリン6枠8番
牡7/田辺裕信/57.0kg/栗東・笹田和秀/父キズナ
前走障害3歳上未勝利(中京障3000)6着- 芝2200は八坂S(3勝クラス)勝ちなど条件戦で堅実に走ってきた
- 逃げ・先行で運べる脚質はあり、前々でリズムを作れる
- 平地重賞は未勝利で、前走は障害戦という変則的な臨戦過程
- 中山の平地成績は乏しく、当コースへの適性は低い
- 相手最強クラスの重賞では地力が足りない
⑤ アスクドゥポルテ4枠5番
牡6/岩田康誠/57.0kg/栗東・梅田智之/父ハービンジャー
前走福島民報杯(L・福島芝2000)12着- 芝2200は2勝クラスなどで勝ち星があり、この距離自体はこなせる
- 展開が大きく向けば、一変に一縷の望みは残す
- 3勝クラス勝ちが最高で、近走はOP・Lで二桁着順を連発
- 中山コースは未経験で、当コースへの適性は不明
- 重賞での地力比較は最下位級
⑪ セイウンプラチナ7枠11番
牡7/内田博幸/57.0kg/美浦・千葉直人/父ミッキーアイル
前走ダイヤモンドS(GⅢ・東京芝3400)8着- ハナを主張できる逃げ馬で、展開のカギを握る立場
- 中山では3勝クラスを逃げ切った実績があり、コース自体は走っている
- 約1年7ヶ月ぶりの実戦で、実戦勘・仕上がりに大きな不安
- 重賞は未勝利(中山金杯11着など)で、地力は明確に足りない
- 逃げても止まる形が多く、この相手では粘り込みは厳しい